スーパーウォール
スーパーウォール・溶接はしご型割裂防止筋
耐震補強方法のうちもっとも一般的なものに、鉄筋コンクリート造の耐震壁(または、鉄骨の枠付ブレース壁)の増設があります。
増設耐震壁は、既存躯体にあと施工アンカーを打設し、既存の躯体と新設の壁板を一体化しています。
この増設壁に大きなせん断力が作用すると、アンカー筋部分でコンクリートが切り裂かれる(割裂破壊)ため、スパイラル筋・フープ筋または、はしご筋で補強し、割裂破壊を防止しています。
スーパーウォールは、スパイラル筋等に比べ施工時間の短縮ができ、コンクリートの充填性も向上します。
また、溶接部を母材の規格値以上とすることにより閉鎖型の拘束筋として、優れた割裂防止効果を発揮します。
特徴
1.従来工法(スパイラル筋等)に比べ抜群の施工性
2.溶接はしご筋による割裂防止効果の向上
3.溶接部は母材の規格値以上の強度を確保
4.モルタル充填性の向上による躯体品質の確保
増設耐震壁は、既存躯体にあと施工アンカーを打設し、既存の躯体と新設の壁板を一体化しています。
この増設壁に大きなせん断力が作用すると、アンカー筋部分でコンクリートが切り裂かれる(割裂破壊)ため、スパイラル筋・フープ筋または、はしご筋で補強し、割裂破壊を防止しています。
スーパーウォールは、スパイラル筋等に比べ施工時間の短縮ができ、コンクリートの充填性も向上します。
また、溶接部を母材の規格値以上とすることにより閉鎖型の拘束筋として、優れた割裂防止効果を発揮します。
特徴
1.従来工法(スパイラル筋等)に比べ抜群の施工性
2.溶接はしご筋による割裂防止効果の向上
3.溶接部は母材の規格値以上の強度を確保
4.モルタル充填性の向上による躯体品質の確保
製品寸法
標準品
〔使用材料〕鉄筋径:D10、D13、(D16) 材質:SD295A、SD345
〔使用材料〕鉄筋径:D10、D13、(D16) 材質:SD295A、SD345
品番 | 鉄筋径 | H | ピッチ@ | L (A/B) |
H110-1075A(B) | D10+D10 | 110 | 75 | 1050/2100 |
H110-1010A(B) | D10+D10 | 110 | 100 | 1000/2000 |
H110-1015A(B) | D10+D10 | 110 | 150 | 1050/2100 |
H110-1020A(B) | D10+D10 | 110 | 200 | 1000/2000 |
H130-1075A(B) | D10+D10 | 130 | 75 | 1050/2100 |
H130-1010A(B) | D10+D10 | 130 | 100 | 1000/2000 |
H130-1015A(B) | D10+D10 | 130 | 150 | 1050/2100 |
H130-1020A(B) | D10+D10 | 130 | 200 | 1000/2000 |
品番 | 鉄筋径 | H | ピッチ@ | L (A/B) |
H110-1375A(B) | D13+D13 | 110 | 75 | 1050/2100 |
H110-1310A(B) | D13+D13 | 110 | 100 | 1000/2000 |
H110-1315A(B) | D13+D13 | 110 | 150 | 1050/2100 |
H110-1320A(B) | D13+D13 | 110 | 200 | 1000/2000 |
H130-1375A(B) | D13+D13 | 130 | 75 | 1050/2100 |
H130-1310A(B) | D13+D13 | 130 | 100 | 1000/2000 |
H130-1315A(B) | D13+D13 | 130 | 150 | 1050/2100 |
H130-1320A(B) | D13+D13 | 130 | 200 | 1000/2000 |
割裂補強要領
RC増設壁
アンカー筋の定着 | 30da 以上(フックなし) 20da 以上(フックまたはナット付) |
壁面内方向筋 | 2-2-D10以上 |
壁面直交方向筋 | D10以上 |
ピッチ | アンカーと同じ |
上下はしご筋距離 | 100mm程度 |
最小配筋量 | 壁筋がダブルの場合は壁筋比の1/2程度、シングルの場合は壁筋比程度 |
●施工手順
(1)既存の躯体の梁、柱等にアンカー筋を設置する。
(この時、隅部のアンカーが交差する場合はアンカー設置前にスーパーウォールを仮置きする)
(2)アンカー筋に合わせてスーパーウォールを仮置 きする。
(3)壁筋をスーパーウォールの内側に縦・横共配筋する。
注)先組鉄筋を配筋し終えたらスーパーウォールを適正な位置に仮留めする。
(4)壁筋の配筋が終わったらスーパーウォールの位置を調整し結束する。
(1)既存の躯体の梁、柱等にアンカー筋を設置する。
(この時、隅部のアンカーが交差する場合はアンカー設置前にスーパーウォールを仮置きする)
(2)アンカー筋に合わせてスーパーウォールを仮置 きする。
(3)壁筋をスーパーウォールの内側に縦・横共配筋する。
注)先組鉄筋を配筋し終えたらスーパーウォールを適正な位置に仮留めする。
(4)壁筋の配筋が終わったらスーパーウォールの位置を調整し結束する。
鉄骨枠付ブレース補強等
はしご筋 | D10以上をダブルで用いる |
ピッチ | スタッドピッチの1/2〜1/3 |
最小補強筋比 | 補強筋比psの定義は以下により、 ps ≧0.4%とする ps = as /(h’・xs ) ここに、as :1組のはしご筋の断面積 h’:圧入モルタルのせい xs :はしご筋のピッチ |
●施工手順
(1)梁、柱のアンカーに前もってスーパーウォールを仮置きしておく。
(この時、隅部のアンカーが交差する場合はアンカー設置前にスーパーウォールを仮置きする)
(2)鉄骨枠にスタッドを設置後スーパーウォールを仮置きする。
(3)鉄骨枠付ブレース等を設置し、それぞれのスーパーウォールを適正位置に結束する。
参考文献:学校施設の耐震補強マニュアル RC造校舎編〈2003年改訂版〉/文部科学省
(1)梁、柱のアンカーに前もってスーパーウォールを仮置きしておく。
(この時、隅部のアンカーが交差する場合はアンカー設置前にスーパーウォールを仮置きする)
(2)鉄骨枠にスタッドを設置後スーパーウォールを仮置きする。
(3)鉄骨枠付ブレース等を設置し、それぞれのスーパーウォールを適正位置に結束する。
参考文献:学校施設の耐震補強マニュアル RC造校舎編〈2003年改訂版〉/文部科学省
補強筋量早見表
【RC増設壁】スーパーウォール補強筋比≧壁筋比の1/2(壁筋ダブルの場合)
壁筋比=(鉄筋断面積×ダブル)/(壁厚×ピッチ)
スーパーウォール補強筋比=(はしご筋断面積)/(上下はしご筋距離(100mm)×はしご筋ピッチ)
壁厚(mm) | 壁筋 | アンカー@ | 壁筋比(%) | スーパーウォール | 補強筋比(%) |
180 | D10@200ダブル | @150 | 0.40 | H110-1015ダブル | 0.48 |
200 | D10@200ダブル | @150 | 0.36 | H130-1015ダブル | 0.48 |
220 | D13@200ダブル | @150 | 0.58 | H130-1015ダブル | 0.84 |
180 | D10@200ダブル | @200 | 0.40 | H110-1020ダブル | 0.36 |
200 | D10@200ダブル | @200 | 0.36 | H130-1020ダブル | 0.36 |
220 | D13@200ダブル | @200 | 0.58 | H130-1320ダブル | 0.63 |
スーパーウォール補強筋比=(はしご筋断面積)/(上下はしご筋距離(100mm)×はしご筋ピッチ)
【鉄骨枠付ブレース補強】スーパーウォール補強筋比≧0.4%
スーパーウォール補強筋比=(はしご筋断面積×ダブル)/(h'×ピッチ)
壁厚(mm) | アンカー、スタッド@ | h'(mm) | スーパーウォール | 補強筋比 (%) |
180 | @150 | 200 | H110-1075ダブル | 0.96 |
200 | @150 | 200 | H130-1075ダブル | 0.95 |
220 | @150 | 200 | H130-1075ダブル | 0.95 |
180 | @200 | 200 | H110-1010ダブル | 0.71 |
200 | @200 | 200 | H130-1010ダブル | 0.71 |
180 | @200 | 200 | H130-1010ダブル | 0.71 |