スラブ開口部ひび割れ補強筋 スラブレン
スラブ開口部ひび割れ補強筋 スラブレン
RC造スラブ開口補強には、開口補強要領に準拠して配筋される在来補強を用いることが一般的です。しかしながら、スラブ開口は密集して設置されることが多く、在来補強では定着長さの関係で配筋が困難となる場合が多く、特にひび割れ補強の斜め筋は、隣接する開口とも干渉してしまうことがあります。
また、在来補強の斜め筋は、主筋及び配力筋の内側に配筋することになるため、ひび割れ補強でありながらコンクリート表面から離れた箇所に配筋せざるを得ないのが実状です。
溶接閉鎖型の「スラブレン」は、非常にコンパクトな製品サイズのため、在来補強では収まりが厳しい梁際のスリーブや、密集するスリーブに対してもしっかり配置することが可能です。また、「スラブレン」は、コンクリート表面に近い位置に配筋可能であるため、ひび割れ発生の抑えに大変効果的な商品です。
また、在来補強の斜め筋は、主筋及び配力筋の内側に配筋することになるため、ひび割れ補強でありながらコンクリート表面から離れた箇所に配筋せざるを得ないのが実状です。
溶接閉鎖型の「スラブレン」は、非常にコンパクトな製品サイズのため、在来補強では収まりが厳しい梁際のスリーブや、密集するスリーブに対してもしっかり配置することが可能です。また、「スラブレン」は、コンクリート表面に近い位置に配筋可能であるため、ひび割れ発生の抑えに大変効果的な商品です。
ひび割れ実験
【実験概要】
在来補強と溶接閉鎖型補強スラブレンの実大試験体を作成し、ひび割れの発生状況を約1年間観察した。在来補強と溶接閉鎖型補強は対称配置とし、ひび割れ補強筋以外の条件は同様とした。いずれも切断された主筋及び配力筋の本数分は、開口際に補強筋として配筋している。
【実験結果まとめ】
1.ひび割れ発生箇所は、それぞれ8か所中、在来補強は8か所全て、溶接閉鎖型補強は3か所であった。
2.ひび割れ幅は、在来補強で最大0.10㎜、溶接閉鎖型補強で0.04㎜であった。
3.ひび割れ長さは、在来補強で最長100㎜、溶接閉鎖型補強で最長50㎜であった。
4.溶接閉鎖型補強筋はコンクリート表面に近い位置(配力筋の位置)に配筋可能であるため、ひび割れの発生を抑える効果が在来補強より高いと考えられる。
5.溶接閉鎖型補強筋はコンクリートの拘束効果により、ひび割れ幅やひび割れ長さを抑える効果が在来補強より高いと考えられる。
在来補強と溶接閉鎖型補強スラブレンの実大試験体を作成し、ひび割れの発生状況を約1年間観察した。在来補強と溶接閉鎖型補強は対称配置とし、ひび割れ補強筋以外の条件は同様とした。いずれも切断された主筋及び配力筋の本数分は、開口際に補強筋として配筋している。
【実験結果まとめ】
1.ひび割れ発生箇所は、それぞれ8か所中、在来補強は8か所全て、溶接閉鎖型補強は3か所であった。
2.ひび割れ幅は、在来補強で最大0.10㎜、溶接閉鎖型補強で0.04㎜であった。
3.ひび割れ長さは、在来補強で最長100㎜、溶接閉鎖型補強で最長50㎜であった。
4.溶接閉鎖型補強筋はコンクリート表面に近い位置(配力筋の位置)に配筋可能であるため、ひび割れの発生を抑える効果が在来補強より高いと考えられる。
5.溶接閉鎖型補強筋はコンクリートの拘束効果により、ひび割れ幅やひび割れ長さを抑える効果が在来補強より高いと考えられる。